血管が老化すると血流が悪くなり、重大な病気を引き起こす原因になります。
特に高血圧や高コレステロールといった生活習慣が原因の病気は、脳梗塞や心筋梗塞といった命にも関わる病気を引き起こしかねません。そうなる前に予防や改善が重要になります。
ABC朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』で血管を若返らせる奥薗流レシピが紹介されていました。さっそく作り方をご紹介していきますね。
血管の老化を止める2つの食材とは?
今回注目されたのは「豆腐」と「青魚」の2つの食材です。それぞれの働きや効果を詳しく見てみましょう!★豆腐★

豆腐は血管を丈夫にしてコレステロールを低下させる効果があります。また活性酸素も除去する働きをするのでガン予防にも効果的なんですよ。そんな豆腐の主な栄養素はこちら。
・タンパク質
タンパク質は血管の材料になります。傷んだ血管の修復や再生を促し、血管を丈夫にしてくれます。
・リノール酸
血中の悪玉コレステロールを減少させ、なおかつ善玉コレステロールを増やしてくれます。
・レシチン
血管の壁に付着しているコレステロールを除去し、血流改善に効果を発揮します。
・ビタミンE
抗酸化作用があり、活性酸素を除去します。活性酸素は老化の原因になりますので血管の若返りに効果的ですね。
・サポニン
血中のコレステロールと中性脂肪を低下させる働きをします。そして壁にコレステロールが付着するのを防ぎますので改善と予防になります。
・イソフラボン
豆腐といえばイソフラボンですね。イソフラボンは悪玉コレステロールの酸化を防ぐ働きをします。
これらの他にさらに注目したい栄養素があります。それは【マグネシウム】です。マグネシウムは血液中の余分な塩分を排出する作用があり、高血圧を予防、改善してくれるんですよ。
そしてこのマグネシウムは木綿豆腐の方に多く含まれているそうなので、生活習慣の改善を期待するなら木綿豆腐を選ぶといいですね。
★青魚★

青魚は動脈硬化に効果のあるDHAやEPAといった「オメガ脂肪酸」が豊富に含まれています。
血管年齢を若くするには、血流に含まれる善玉コレステロールの数を増やすことなのですが、動脈硬化を予防する為には同じく善玉コレステロールを増やすことが重要なんです。それには青魚に含まれるEPAが非常に有効で、中性脂肪も一緒に下げてくれるんですよ。
そんなDHAやEPAは酸化しやすく、加熱すると流れ出て失われてしまいます。効率良く摂取したいのであれば、【サバ缶】が一番です。サバ缶は缶に生サバを入れてから加熱します。
なのでサバ缶を使う時は缶に入っている汁も必ず使うようにしましょう。DHAやEPAが溶け込んだ汁なので捨てるのはもったいないですよ!
血管を若返らせる奥薗流レシピ

「たけしのみんなの家庭の医学」で紹介された血管を若返らせる奥薗流レシピでは、安くて美味しいサバ缶を使っています。魚をさばく手間や時間もかからず、10分で作れてしまいます。
サバ缶1缶にはEPA・DAHの量は厚生労働省による推奨基準値2gの倍も入っています。それでは、缶詰を使った簡単な魚うどんの作り方の紹介です。

【魚うどんの材料(2人分)】
・強力粉 150g
・さば水煮缶 1缶
・塩 小さじ1/4 だけです。
【作り方】
①最初にボウルに強力粉と塩を入れてサバ缶の汁と身を別々の入れ物に分けてから600Wの電子レンジで1分温めます。(温めると生地に粘りが出やすくなります。)
②生地が入ったボウルに温めた汁を加えて粉っぽさがなくなるまで箸で混ぜます。(粉っぽさがなくなると後からこねる作業が楽になります。)
③なくなってきたらほぐしたサバの身を加えて混ぜ合わせてから、全体が塊になってきたら手で軽くこねてからひとまとめにします。
④一塊になったらポリ袋に入れて5分ほど寝かしますが、サバ缶を既に温めてあるのでたった5分でも粘りが出ます。
⑤5分ほどたったら袋から取り出し、ボウルにいれて手前から中心にたたむように20回ほどこねます。
⑥こねたらポリ袋に戻して綿棒で伸ばして四角して、ポリ袋を切って拡げて生地を好きな太さに切れば出来上がりです。

魚うどんを使った『にら味噌うどん』などもあります。
【にら味噌うどんの材料(1人分)】
・魚うどん
・水 300cc
・昆布 1枚
・味噌 大さじ1
・みりん 大さじ1
・すりおろした生姜 1かけ
・ななめ細切りのちくわ 2本
・千切りのしょうが 1かけ
・ニラ 1/2束 です。
【作り方】
①鍋に水をいれて昆布を細切にして入れて火をかけてから、沸騰したら魚うどんとちくわを入れます。
②味噌とみりん、すりおろしショウガで味を調えます。
③最後にざく切りのにらと生姜を加えるだけです。
とっても簡単なアレンジレシピ!血管を若返らせる効果もあるので、ぜひ食生活に取り入れてみてくださいね♪