2014年9月2日(火)放送の「たけしの家庭の医学」では、『頭痛の本当の原因SP』と題して 頭痛の特集が紹介されました。
ここでは、目や天気が原因の偏頭痛や緊張型頭痛との見分け方をご紹介します。
偏頭痛や緊張型頭痛について

頭痛にはいろいろな種類があります。
大きく分類すると、脳などの病気が原因の【症候性頭痛】、飲み過ぎ等で引き起こされる【日常頭痛】、偏頭痛や緊張型頭痛・群発頭痛のような【慢性頭痛】の3つにわけられます。
この中でなじみのある頭痛は、慢性頭痛に含まれる【偏頭痛】と【緊張型頭痛】です。それぞれ原因が違い、対処の方法も違います。そのため見分け方が大事になります。
偏頭痛は目や天気が原因?

目や天気が原因とも言われている【偏頭痛】には、前兆があります。
おおよそ頭痛が起こる数時間前からあくびが出たり、目の前にチカチカしたものが現れます。その後片方だけ脈を打つように痛み、ひどい時には嘔吐したり寝込むこともあります。目の奥が痛くなる感覚もあり、光や音に敏感になります。
偏頭痛の原因は、これらが考えられます。
◆女性ホルモンのバランスが変化する
◆ストレスから解放される
◆ワインやチーズのとりすぎ
◆香水や柔軟剤のにおい
◆気圧の変化
◆温度変化
などさまざまです。「雨の日は頭痛がする」というのも、これが原因です。
緊張型頭痛の症状とは?

緊張型頭痛は肩こりから始まるのが特徴です。肩こりがひどくなり首の後ろ部分がピーンと張ったようになります。頭全体をぎゅっと締められているような感覚があります。
原因は同じ姿勢を長時間することによる筋肉の緊張、ストレスがあります。
緊張型頭痛との見分け方は?

偏頭痛か緊張型頭痛かの見分け方は、まず「片方のみが脈を打つように痛いのか、そうでないか」をみます。緊張型頭痛の場合は体を動かすと痛みは和らぎますが、偏頭痛はかえって痛くなります。
対処方法は偏頭痛は頭を冷やした方がよく、血管を収縮させ コーヒーなどカフェインをとり横になります。緊張型頭痛は逆に首を中心に温めた方がよく、体を動かすようにするとよくなります。2つの対処方法は全く違うので見分け方に気をつけるようにしましょう。